屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜



後部の扉に、背を押し付けたまま
車の鍵を ロックしてしまった真木


閉じ込められたあずるは
顔面のパーツを、全てでかくして
硝子に張り付きながら叫んでいる


「 バーカ!反対側開くっつーの!

――― なんだよ青山
オヤジさんに、なんか聞いたのか 」


「 教えて欲しい 」


「 聞かない方がいいと思うぜ? 」


「 … そんなにか 」




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