密室でふたり、イケナイコト。

「まぁ、深くは聞かないけどさ?
本当に困ったときはちゃんと、言いなよ?」

「そうだよ!!
ゆずちゃん的には話しにくいかもしれないけど、私たちがいるからね!!」


りみっちは優しい顔をして、はーちゃんはぎゅっと両手を握ってくれた。


「うん、ありがとう……」

後ろ向きだった気持ちが少し、前を向ける気がした。

「うん、少し元気になったね!」

「ゆずきが落ち込んでたら、あたしたちだってつらいんだから」


そう、笑顔で言ってくれた2人。

ああ、本当にお優しい!!!

こんな友達がいて、これ以上に幸せなことないよ!!


「2人とも、わたしの嫁に来る気はないかい?」

なんていつものごとく、調子に乗ってみれば、

「うーーーん、それは無理かな!
私には、しーくんがいるから!!」

「そうね~
あたしには、麦くんがいるから!!」

なんて、神々しい笑みでバッサリ振られてしまった。

2人とも、今アイドル育成ゲームにドはまり中だもんね……

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