密室でふたり、イケナイコト。

「………」


どのくらい間が空いていたのか。


「え、は?
ちょっと待て。
ゆずき、今……なんつった?」


え、聞こえなかった……?



「だから、成宮が春名ちゃんとキス……」



再度はっきりそう言うと、成宮はとても大きなため息をついた。



「そういうことか……」


「えっ……?」


そういうことって……?

めんどくさそうに髪をクシャクシャとした成宮。



女子たちに囲まれたときのような、面倒ごとに巻き込まれたときのような、めんどくさいと言わん
ばかりの顔。


な、なにその反応……


その表情の原因は、わたしのせい……?


< 285 / 380 >

この作品をシェア

pagetop