世界No.1の総長と一輪の花 エイプリルフール特別編



ドキドキしながら何も言えずに詩優を見つめていたら、目の前の彼は私からゆっくり離れていく。



「榊、花莉のこと好きだろ。だから花莉が榊と同じ色に染めたら…あいつ絶対勘違いすんじゃん。
それに、俺は榊と花莉が同じ髪色になんのは嫌なんだけど」



ぷいっと私から顔を背ける詩優。




…だ、だから……ピンクだけはだめって言ったの……?
冬樹くんと同じ髪色になるから……




詩優はそれを気にしてくれていたなんて…
なんだか嬉しい。









思わずにやけてしまいそうなのをおさえて、起き上がってから、ぎゅっと詩優に強く抱きついた。





「私、一生このままでいるね!髪は染めない!」




たとえ染めたとしても詩優が心配することは何もないと思うけど……。
詩優の不安はできる限り取り除きたいから染めないことにするの。




私にいつも幸せをくれる大好きな人だから…
詩優にもいつも幸せでいてほしい。



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