『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

「ゲホ…ゲホ…」


次の日も先生は咳をしてた



「先生、早く帰って寝たらどぉですか?
マスクしてるから
メガネくもってますし…」

佐々野さんが言った



「帰りたいけど、
今日中に作らなきゃいけない書類がある
ゲホゲホ…」


先生はくもったメガネで
パソコンに向かってた



大丈夫、かな…

先生



「先生、手伝えることあったら
手伝いますよ」



「立花さん、ありがと…
ゲホ…ゲホ…
じゃあ、のど飴ちょうだい」



私はポーチからのど飴を出してあげた



先生の手に少し指先が触れた



先生、熱ある?



「ありがと
ゲホ…
近寄ると、うつるから…
離れて…ゲホ…」



先生

心配…





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