『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

そんなことを考えていたら
先生が毛布を持って部屋に来た



暗闇の中
ベッドの中から先生が見えた



先生は
ベッドの下に横になって毛布を掛けた




近くに来てくれたのに
遠くに感じた




それは
先生の本当の気持ちがわからないから




考えれば考えるほど
虚しくて、哀しくなる




先生に聞いたら
なんて言うかな…



きっと
立花さん酔ってる
って言われるかも…



なんで私、泊まったんだろう…
やっぱり酔ってたのかな




きっと
先生と一緒にいたかった

それも私だけかな





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