『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜
先生、寝たかな…?
先生は私に背を向けてた
「先生…寝た?」
…
返事はなかった
「先生、迷惑だよね…
ごめんなさい
…
明日も仕事なのに
私のせいでベッドで寝れなくて
…
…
私に出会わなければ
先生も辞めなくてよかったのに…
…
…
再会も…
しなければよかったね
…
…
私だけ嬉しくて…
私だけ喜んで、バカみたい
…
先生…
私、自分のことばっかりで、ごめんなさい
…
やっぱり、まだ子供だった…私」
寝ている先生の背中に
独り言を言った
涙で声が震えた
先生、やっぱり好き…
やっぱりまだ好き…
ごめんなさい