縁の下の恋


「いちり…お前は、なんでそこまでして、あの仕事にこだわるんだー、…仕事なんて、お前だったら他になんでも出来るだろー!!コンサートのスタッフなんて、……何が楽しくて、…それに…リョウさんは、アメリカへ行っちゃうだぞ!暫くは日本に戻らないかもしれないぞ!それに……」


「コンサートのスタッフは、何処の国へ行っても必要な存在ですから、リョウさんに限らず……(暫く言葉に詰まってしまった)」



「だからって、お前は、そのっ、結局は、なんだよ!それって、その…」


「結城さんっ、私の仕事は、縁の下の力持ちでいいと思ってるんです。スターが居て…そのスターをいかに素晴らしく輝かせるかが生き甲斐だったり…そのスターが思いっ切り仕事が出来るように図ってあげる事…自分なりに考えるのが好きなんですよ…その為の努力は何でもしようと、そう大学の時に決めたんです。」


「それは……リョウさんだからか?」



「………」
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