授かったら、エリート弁護士の愛が深まりました
それから数ヶ月後。

あのパーティーの翌日、私は晴れて“黒川菜穂”になった。そして、慧介さんの忙しい合間を縫って無事に結婚式も挙げた。私の希望で真由さんの墓前で挨拶もして、次は新婚旅行だとウキウキしながら計画を立てていた矢先……私の妊娠が発覚した。

仕事中、大好きだったあんパンの匂いを嗅いだ途端、急に吐き気がして弥生さんに『菜穂ちゃん、もしかしておめでたなんじゃない?』と言われたとき、そういえばここ最近なんだかやけに眠くて風邪みたいに身体が重だるい日が続いていたし、なにより月一のものが来なかったから、まさか……と思いつつ妊娠検査薬で調べた結果、陽性サインの線が出たからびっくりした。
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