授かったら、エリート弁護士の愛が深まりました
ふんふん鼻歌と歌いながら手際よくナポリタンを作る彼の姿を微笑ましく眺める。
あぁ、幸せだな……。
「そうだ、食後のデザートにケーキ買って来たぞ。この店の好きだったろ?」
「あ、これ駅前の……嬉しい!」
開けられた箱の中を見ると、高そうなショートケーキやチョコレートケーキが、甘いに香りを放ちながら色鮮やかに並んでいる。
「今日も一日、お疲れ様。後でマッサージしてやるな」
「慧介さんってば、弁護士なのにこれじゃ有罪ですよ」
結婚して、子どもができてからというもの慧介さんの止まることのない過保護ぶりに、私は翻弄されっぱなしだ。
ケーキのような甘い雰囲気に包まれて、慧介さんに引き寄せられると自然と口づけを交わす。
「有罪? それはなんの罪だ?」
キスで濡れた私の唇を人差し指でつっとなぞり、目を細める慧介さんにドキリと胸が鳴る。
「わ、私を溺愛し過ぎる罪です!」
すでに真っ赤になった顔をこれ以上見られたくなくて目を逸らそうとすると、逃がさないとばかりに顎を捕られた。
「それは困ったな。けど、その罪を許してくれるのは……俺の奥さんだけだろ?」
上がる息を吐きだす間もなく再び熱い唇で塞がれる。腰に回された腕に力がこもると立っているのもやっとで、カウンターに手を着く。
慧介さんが触れる所すべてにじんとした熱が落とされて、疼く身体を誤魔化すようにもじもじと身を捩る。
「菜穂、愛してる。愛してるって言葉じゃ足りないくらい……君のこと、愛してる」
耳元で熱い吐息とともに甘く囁かれ、私も心の底から気持ちを伝えるためにゆっくりと口を開いた。
“私も世界中で一番、愛してる”と――。 END
あぁ、幸せだな……。
「そうだ、食後のデザートにケーキ買って来たぞ。この店の好きだったろ?」
「あ、これ駅前の……嬉しい!」
開けられた箱の中を見ると、高そうなショートケーキやチョコレートケーキが、甘いに香りを放ちながら色鮮やかに並んでいる。
「今日も一日、お疲れ様。後でマッサージしてやるな」
「慧介さんってば、弁護士なのにこれじゃ有罪ですよ」
結婚して、子どもができてからというもの慧介さんの止まることのない過保護ぶりに、私は翻弄されっぱなしだ。
ケーキのような甘い雰囲気に包まれて、慧介さんに引き寄せられると自然と口づけを交わす。
「有罪? それはなんの罪だ?」
キスで濡れた私の唇を人差し指でつっとなぞり、目を細める慧介さんにドキリと胸が鳴る。
「わ、私を溺愛し過ぎる罪です!」
すでに真っ赤になった顔をこれ以上見られたくなくて目を逸らそうとすると、逃がさないとばかりに顎を捕られた。
「それは困ったな。けど、その罪を許してくれるのは……俺の奥さんだけだろ?」
上がる息を吐きだす間もなく再び熱い唇で塞がれる。腰に回された腕に力がこもると立っているのもやっとで、カウンターに手を着く。
慧介さんが触れる所すべてにじんとした熱が落とされて、疼く身体を誤魔化すようにもじもじと身を捩る。
「菜穂、愛してる。愛してるって言葉じゃ足りないくらい……君のこと、愛してる」
耳元で熱い吐息とともに甘く囁かれ、私も心の底から気持ちを伝えるためにゆっくりと口を開いた。
“私も世界中で一番、愛してる”と――。 END


