二度と戻らないあの日


母「恵君もう来たわよー」
「今行くー」

恵「おはよ」
「おはよぉもっと遅く来てくれてもいいのに。」
恵「はぁ?もう7時半だぞ?」
「えっ!やばい!今日は隣の人来るから早く行くった思ってたのに。」
恵「どんまいだな、」

「めちゃくちゃ楽しみなんだ!」
恵「へぇーよかったじゃねーか、あっ明日から朝練あるから一緒に行けねーわ。」
「あぁバレー部ね。頑張ってねー」
恵「もうやんねーの?」
「やらない〜ほら早く行こ」


らら「朝から王子と登校なんて贅沢ですなー」
「あれのどこが王子なのかわからない。」
美和「てか山村遊助来てたよ」
「えっ!?ほんと!」
ねね「ほら?」
「やばい、一目惚れした。あっ一限英語だ!またね!」
3人「うん!」

あわぁ一緒だ!

「山村遊助君仲良くしてください!」
遊助「えっうん。」
「私、宮本ゆめの!よろしくね!」
遊助「俺の名前は知ってるよね‪w」
「うん!連絡先交換してください!」
遊助「いいよ、」
「ありがとう!ごめん!なんか急に言い過ぎた‪wびっくりだよね‪w」
遊助「別にいいよ?‪w女子と仲良くできて嬉しいし。」
「どこまでもイケメンだね!」
遊助「そうでもないよ‪w」
「あのね!みたい映画があるの!一緒に行きたいなぁなんて、」
遊助「別にいいよ、暇だし。」
「ほ、ほんとに!」
遊助「うん!」
「ありがとうございますーー!」
遊助「土曜日でいい?」
「じゃ詳しいことはメールするね!」
遊助「うん!」


授業終わり



「あぁーーー!聞いてー!」
らら「顔がキモくなってるよ」
「それは、元々」
美和「で、何?」
「なんと、今週の土曜日山村遊助君と出掛けます!」
ねね「えっめちゃくちゃ勇気出したじゃん。展開はや!」
「でしょ!我ながら頑張ったなって思ってるんだ!!」


帰宅

プルプルプルプルプルプルプルプル

遊助「もしもし?」
「あっごめん。なんか電話して、」
遊助「いいよ、てか君付けしなくていいよ。遊助で、その代わり俺もゆめのって言うから、」
「ガチでカッコイイんだけど。」
遊助「ははは、ありがとう。」
「なんか、不思議な感じ。今日初めてあったのに、こんなにも話せるなんて、幸せだな。」
遊助「俺もそう思う、なんかありがとう。」
「あぁーーー!やばい!なんでそんなにカッコイイの!」
遊助「はいはい。」

1時間後

「じゃ私もうご飯だから、こんなに電話してくれてありがとう。嬉しいわ。おやすみ遊助。」
遊助「おやすみ。ゆめの。」

こんなに幸せな日々がいつまで続くのか、そんなことは今の私には理解してなかった。これからどんなことが起こるかなんて。




母「いつまで寝てるのーー!」
「えっなんで起こしてないの!」
母「3回も起こしたわ!」
「恵は!?」
母「今日から朝練じゃなかったの?」
「あぁーそうだった!もうバカ!」

「行ってきます」


教室

「あっ遊助おはよう!」
遊助「ゆめのおはよう。」

みんな(えっいつから仲良くなったの!?)

優斗「なぁ海斗」
海斗「なに?」
優斗「あんなに男子と仲良さそうに話してるの初めて見たんだけど、」
海斗「いや、俺も。まぁお似合いだけどな」
優斗「俺の応援してたくせに!」
海斗「まぁ付き合ってないんだしさ、頑張れよ!」
優斗「うん…」

美和「おいおいおい!いつの間に呼び捨てで話す中になったんだい?」
「えへへっもうなんか幸せだな。」
ねね「でしょーね‪w」
らら「楽しそうでいいねー」
「初めてこんなに人好きになった。」
美和「よかったじゃん、中学の頃なんも恋愛しなかったもんね、興味無いとか言って、付き合っても1週間」
らら「それはウケる笑」
ねね「すごいね」
「そうそう‪w先輩にめちゃくちゃ目つけられて大変だったよ‪w」
美和「特に幼馴染と登校してるだけで悪口言われてたし、あれは可哀想だったわ。」
「あの先輩転校したけどね‪w」
らら「逆に青春してたんだね。」
「まぁね‪wねぇ遊びに行く時何着てけばいいと思う??」
ねね「今日暇?」
「うん、」
らら「じゃあさ、」
美和「買いに行くか!」
「えっいいの!?」
3人「もちろん!」
「ありがとぅー」



放課後


美和「やっぱりこれだね?今季のトレンド!」
らら「可愛い〜」
ねね「似合うね。」
「ちょっと女の子らしすぎないかな?」
美和「こんくらいがちょうどいいの!めっさ似合ってる!!さすが私のゆめのや!」
「どこのおばさんかよ‪w」
らら「私も彼氏欲しいな」
「私もほしい。」
ねね「えっ?いるじゃん。」
「カレカノになれないし、」
美和「そんなことないって!」
「だといいな。今日はほんとにありがとう!また月曜ね!」
3人「頑張ってね!」
「うん!」
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