君にまつわるエトセトラ【完】



「なんか、俺このまま死んでもいいかも」


「えっ、それはダメだよ!」



そんなここで死なれちゃ私が困る。



「健永にも、お礼言わなきゃな」


「……うん」



私たちがこうやって一緒に住み、結婚することになるキッカケをくれたのは他でもない健永だ。



「2人で健永に会いに行こうか?」


「そうだね」



その日のうちに私たちは健永に連絡し、会いに行く日時を決めた。



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