君にまつわるエトセトラ【完】



私たち2人で待ち合わせ場所であるカフェに行くと、健永はもう既に着いていた。



「よお。茉莉乃と葛城結婚するんだって?オメデト」



開口一番、健永にそう言われた。



「ありがとう。健永のお陰だよ」


「ええ?俺特になにもしてねーよ?ただ、結婚式にお前ら呼んだだけだし」



健永はカフェラテの入ったカップに口をつけて否定する。



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