ピュアな君に俺は恋をした
お昼になってお弁当を食べることにした
瞳が早起きして作ってくれた

「洸さん…タコさんウインナーです
卵焼きもありますよ」

「ありがとう」

「おいしいですか⁇」

「うん!おいしいよ」

瞳は嬉しそうだ

こんな時に俺もなんで聞いたのか…

「瞳は好きな人がいるのか⁇」

「好きな人⁇
た〜くさんいます」

そうだろう…聞き方を間違えた
なんて聞いたらいいのか…

「俺の事好き⁇」

それはストレート過ぎたか⁇

「はい!」

「じゃあどう言うところが好き⁇」

「う〜ん
優しい所…かっこいい所…全部が好きです」

そうきたか…
俺は質問を変えた

「じゃあ俺を見てドキドキしたりする⁇」

「ドキドキ⁇」

瞳は首を傾けながら考えている

「心臓がドキドキする事だよ」

「ドキドキはしないけど…」

ドキドキしないんだ…へこむ…


「ドキドキはしないけど…どうした⁇」

「ここがチクチクしました」

と胸に手を当てて瞳が言った

「チクチクしたの⁇どんな時に⁇」

「う〜ん
お姉ちゃんと洸さんが仲良しの時」

えっ!それって…嫉妬してくれたって事か…
あの時徹が瞳に笑顔がないって…
そう言う事か!
自分で納得した

「瞳…恋人にならないか⁇」

またもやストレートな発言だった

「こいびと⁇」

「うん…恋人は男の人と女の人がお互い大好きで離れたくないと思う事
すご〜く逢いたいと思う事
ず〜と一緒にいたいと思う事
手を繋ぎたい…抱きしめたいって思う事
俺は瞳の事をそう思ってるよ
瞳は俺の事そう思う⁇」

「はい!洸さんとず〜と一緒にいたいです
離れたくないです
離れていた時とっても寂しかったです
すご〜く逢いたかったです
こいびとですか⁇」

「本当に⁇」

「はい!」

「恋人だよ
じゃあ恋人はこうやって手を繋ぐんだよ」

と言って恋人繋ぎをした

「これは俺以外の男の人としたらダメだよ」

「洸さんとだけ⁇」

「そう!」

「はい!」

瞳はニコニコ笑っていた



これで晴れて恋人になりました

まだまだ瞳には伝えていかないと
わからないかも…

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