二度目の結婚は、溺愛から始まる
驚いたように目を見開いていた蓮は、ふっとその頬を緩ませるとくつくつと笑い出す。
「何よ……笑わなくってもいいじゃない」
「すまない……そんなに愛されているとは、知らなかった」
「愛してないわ」
「…………」
ピタリと笑いを止めた蓮に微笑みかける。
「溺愛してるのよ」
わたしが捧げる気持ちを全部受け止めてほしい。
そんな思いを込めて、
花束を丸ごと差し出した。
「二度目の結婚は、溺愛から始まる」 完


