悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「はい! 入館許可をいただけたら、たくさんの本を読むことができますよね? ソニアにもいただけたら嬉しいです――ソニアは、普通だったら連れては入れませんから」

 レオンティーナは皇族に準ずる者だから図書館に入る資格があるが、ソニアは違う。研究者でもないから本来なら許可は下りない。
 けれど、皇宮の図書館には、ソニアでも読めそうな本がたくさんあることをレオンティーナは知っている。
 レオンティーナが調べものをしている間待たせておくよりも、隣で勉強させた方が早く進むだろう。
 ヴィルヘルムは数度目を瞬かせたけれど、ゆっくりとうなずいた。

「わかった。父上に話をしておく。今回は父上から、バルダート大公家に礼をするようにと言われて招待したのだからね」
「ありがとうございます!」

 ヴィルヘルムの前から退室すると、父は深々とため息をついた。

「いきなり何を言い出すのかと思ったら」
「あら、お父様。私、間違ったことは言っていないでしょう?」

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