悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
たとえば、前世でさんざん世話になったマレイモは、まださほど流通していないようだ。ほのかな甘みがとてもおいしかったのに。
(マレイモについて知っている人がいれば、領地に招待して研究してもらうんだけど)
今はこの国は豊かだが、しばらくすると飢饉に襲われるはずだ。栄養が足りずに身体が弱り、病に冒される者が続出し、死者も多数出た記憶がある。
もちろんレオンティーナが飢えるようなことはなかったけれど、夜会でも被害についてしばしば語られていた。
その時までにマレイモを用意することができていれば、被害を最小限にとどめることができるかもしれない。
マレイモは貧しい土地でも育てやすいし、年に三度も収穫できるほど育ちが早いというのは、前世でソニアが教えてくれたことだ。
(でも、それだけでは、後継者争いに乗り出すには足りないわよねぇ……)
皇帝には五人も皇子がいる。彼ら全員駄目だとレオンティーナは結論付けたけれど、皇帝は違う結論を出すはずだ。
レオンティーナの知っている未来では、彼はヴィルヘルムを指名している。
(今、考えてもしかたないわね)
(マレイモについて知っている人がいれば、領地に招待して研究してもらうんだけど)
今はこの国は豊かだが、しばらくすると飢饉に襲われるはずだ。栄養が足りずに身体が弱り、病に冒される者が続出し、死者も多数出た記憶がある。
もちろんレオンティーナが飢えるようなことはなかったけれど、夜会でも被害についてしばしば語られていた。
その時までにマレイモを用意することができていれば、被害を最小限にとどめることができるかもしれない。
マレイモは貧しい土地でも育てやすいし、年に三度も収穫できるほど育ちが早いというのは、前世でソニアが教えてくれたことだ。
(でも、それだけでは、後継者争いに乗り出すには足りないわよねぇ……)
皇帝には五人も皇子がいる。彼ら全員駄目だとレオンティーナは結論付けたけれど、皇帝は違う結論を出すはずだ。
レオンティーナの知っている未来では、彼はヴィルヘルムを指名している。
(今、考えてもしかたないわね)