悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
「だって、待っている間退屈でしょう。私、退屈は嫌い」
レオンティーナの声音には、しみじみとした実感がこもっている。前世では、時間を持て余していた。
おそらく、あんなに多数のドレスを仕立てたり、宝石で身を飾ったりしていたのは、それらを注文する間だけは、時間が過ぎるのを忘れていられたからだろう。
今みたいに、淑女教育とは関係のないことを勉強するのが楽しいと思っていたら、あんなにたくさんのドレスを仕立てなかったかもしれない。
なにせ、一着仕立てるのだけでも、かなりの時間がかかるのだ。デザインを選び、布を選び、飾るレースやリボンを選び――としていたら、あっという間に数時間は過ぎてしまう。
前世では一番の暇つぶしだった。
だが、今回は暇つぶしなんて必要ない。学ばなければならないことがたくさんあるからだ。
「そうか。ここでは退屈しないんだ?」
「しませんね。自分の知らないことがまだまだあるのだと思い知らされるけど、それを思い知らされるのも楽しいです」
前世の記憶と、この図書館にある記録を照らし合わせていくのも楽しい。まだ、今の時期には発見されていないものもあるのだが――。
レオンティーナの声音には、しみじみとした実感がこもっている。前世では、時間を持て余していた。
おそらく、あんなに多数のドレスを仕立てたり、宝石で身を飾ったりしていたのは、それらを注文する間だけは、時間が過ぎるのを忘れていられたからだろう。
今みたいに、淑女教育とは関係のないことを勉強するのが楽しいと思っていたら、あんなにたくさんのドレスを仕立てなかったかもしれない。
なにせ、一着仕立てるのだけでも、かなりの時間がかかるのだ。デザインを選び、布を選び、飾るレースやリボンを選び――としていたら、あっという間に数時間は過ぎてしまう。
前世では一番の暇つぶしだった。
だが、今回は暇つぶしなんて必要ない。学ばなければならないことがたくさんあるからだ。
「そうか。ここでは退屈しないんだ?」
「しませんね。自分の知らないことがまだまだあるのだと思い知らされるけど、それを思い知らされるのも楽しいです」
前世の記憶と、この図書館にある記録を照らし合わせていくのも楽しい。まだ、今の時期には発見されていないものもあるのだが――。