悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
(ソニアが粗相をしていなければいいんだけど……!)

 今日はソニアには留守番をしてもらおうと思っていたのだが、ソニアが図書館で絵本を読むのをとても楽しみにしているので、留守番をしているようにとは言えなかった。
 図書館通いが励みになっているようで、夜、母の侍女から教わる読み書きや計算も、想定以上の速度で身に着けているのだとか。
 この場には同席させられないので、ケルスティンの侍女達と一緒にお茶の時間を過ごすことになっていた。

(タンブレア夫人の侍女達なら、子供をいじめることはないでしょう。そう信じるしかないわ)

 ソニアのことは心配だが、今はレオンティーナ自身がきちんと行動することを考えなければ。

「ヴィルヘルムもルイーザも、あなたに興味津々なのよ」

 ケルスティンは、レオンティーナに微笑みかけた。

「バルダート大公の令嬢が、図書館に通ってるなんて聞いたら、興味持つだろ? ルイーザなんか、近寄りもしないのに」
「私は、家庭教師の先生からいろいろ教わるのに忙しいのよ!」

 フィナンシェを自分の皿に取ったルイーザは、唇を尖らせた。こうしてみると、三人はとてもよく似ている。
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