悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
皇帝の前に出るにあたり選んだのは、ピンクのドレスだ。スカートのフリルには白いレースが縫い付けられていて、レオンティーナが歩みを進める度に、白いレースがひらひらと揺れる。
皇帝と謁見するための部屋には、皇帝と、側近達が並んでいた。それから、他の貴族達も。
『あれが、バルダート大公の娘』
『たいそうな才女だという話だわ』
『タンブレア夫人の命を救った功績は大きい』
ひそひそとささやき合う貴族達の声。レオンティーナは、彼らの声には耳を貸さないふりをして、皇帝の前に膝をついた。
(……大丈夫。慣れているもの)
今回の人生では初めてだったが、前世では皇妃として多数の貴族に囲まれるのは当たり前のことだった。
たくさんの人の前に出ても落ち着き払っているレオンティーナに、周囲の貴族達は少々驚いたようだった。
「――レオンティーナ・バルダート。この度の、そなたの功績は素晴らしいものであった。そなたに、褒美を授ける」
レオンティーナに贈られたのは、ルビーのあしらわれた首飾りや腕輪などだった。
いずれ大人になったらありがたく身につけようと思う。
皇帝と謁見するための部屋には、皇帝と、側近達が並んでいた。それから、他の貴族達も。
『あれが、バルダート大公の娘』
『たいそうな才女だという話だわ』
『タンブレア夫人の命を救った功績は大きい』
ひそひそとささやき合う貴族達の声。レオンティーナは、彼らの声には耳を貸さないふりをして、皇帝の前に膝をついた。
(……大丈夫。慣れているもの)
今回の人生では初めてだったが、前世では皇妃として多数の貴族に囲まれるのは当たり前のことだった。
たくさんの人の前に出ても落ち着き払っているレオンティーナに、周囲の貴族達は少々驚いたようだった。
「――レオンティーナ・バルダート。この度の、そなたの功績は素晴らしいものであった。そなたに、褒美を授ける」
レオンティーナに贈られたのは、ルビーのあしらわれた首飾りや腕輪などだった。
いずれ大人になったらありがたく身につけようと思う。