悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
 最前列にいた父と母が、こちらを誇らしげな目で見ているのに気づいて胸が熱くなった。

(……これはまだ、一歩でしかないわ。私は、この国のために生きていくの)

 両親の顔を見ながら、改めて強く決意した。
 女性の身でありながら、自身の功績により伯爵位を賜ったのは、レオンティーナが初めてである。
 こののち、レオンティーナの名は、ヴァスロア帝国の歴史上に刻み込まれることとなった。
 功績をたたえられる度に彼女は返したという。
『私は、そんなにたいした人間じゃないわ。ただ、神様にやり直す機会を与えられただけ』と。
 この言葉は、帝国民の間に広く浸透し、以来、人間何度でもやり直す機会があるのだと、自らを鼓舞する言葉として使われるようになる。






 かつて、レオンティーナが悪女と呼ばれた皇妃であったことは、誰も知らない。
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