僕の1番大切な人【リニューアル版】
本当に…幸せそうな笑顔だね。
やっぱり、とてつもなく、可愛い。
『一緒に住んでるの?』
『うん。子どもがすごく懐いてくれててね、私も情が移っちゃって。彼も、一緒に住んで欲しいって言ってくれたし、今は、母親の真似事してるわ。私の母も近くにいるから安心だし。いろいろ本当に充実してる』
そう言った姉さんは、今まで見たことがないくらい、輝いていた。
『結婚した方が幸せなんじゃない?』
生意気なことを言ってしまった。
『そうね。たぶんね。ちゃんと籍を入れて、母親になりたいって、そう思うこともあるわ。彼にもプロポーズはされたんだけど、やっぱり踏ん切りがつかなくて。亡くなった奥さんにも悪いし、私も何か怖くてね。こんなに幸せでいいのかなって。この生活が壊れるのが…不安で』
姉さんの気持ち、以前の僕と、同じなんだね。
すべて失ってしまう怖さ…
やっぱり、とてつもなく、可愛い。
『一緒に住んでるの?』
『うん。子どもがすごく懐いてくれててね、私も情が移っちゃって。彼も、一緒に住んで欲しいって言ってくれたし、今は、母親の真似事してるわ。私の母も近くにいるから安心だし。いろいろ本当に充実してる』
そう言った姉さんは、今まで見たことがないくらい、輝いていた。
『結婚した方が幸せなんじゃない?』
生意気なことを言ってしまった。
『そうね。たぶんね。ちゃんと籍を入れて、母親になりたいって、そう思うこともあるわ。彼にもプロポーズはされたんだけど、やっぱり踏ん切りがつかなくて。亡くなった奥さんにも悪いし、私も何か怖くてね。こんなに幸せでいいのかなって。この生活が壊れるのが…不安で』
姉さんの気持ち、以前の僕と、同じなんだね。
すべて失ってしまう怖さ…