となりの一条三兄弟!
それから私は昴さんの様子を確認しに、2階へと上がった。
ノックをして返事が返ってきたので、私は部屋のドアを開ける。昴さんはベッドで寝ていた。
「大丈夫ですか……?」
「ああ、茉莉ちゃん。来てくれたんだ、ありがとう」
「お母さんが晩ごはんを持たせてくれたので心配しないでくださいね。少しは食べられそうですか?」
「うん、いただくよ」
昴さんは外していたメガネをかけて、起き上がった。
顔色は悪くないけど、少し熱があるかもしれない。やっぱり日光に当たりすぎたのが原因だろう。
「ちょっとおでこ見せてください。今熱を確認……わっ」
手を伸ばすと、逆に昴さんにグイッと引かれてしまった。
「ねえ、茉莉ちゃん。嬉しいけど、あんまり無防備に男の部屋に入ったらダメだよ」
「す、昴さん、ちょっと……」
また吸血鬼になってしまうと、抵抗していると、「こらー!昴兄さん!」と、私たちの間に誰かが入ってきた。それはコンビニから帰ってきた晶くんだった。
「まりりんは俺のなんだから手を出しちゃダメ!」
独占欲をむき出しにされて、体をぎゅっとされている。
「いつ晶のものになったんだ?」
「だって俺、まりりんのおでこにチューしたし!」
「それなら俺だって茉莉ちゃんの首筋に……」
「わーわー!ふたりともやめてください!」
聞いてる私が恥ずかしくて死にそうだ。
こんな展開になるはずじゃなかったのにと困っていると、昴さんの部屋に聖が来てくれた。
「なにやってんだよ。早くリビングに来ないと、こいつが持ったきた飯を俺が全部食うからな」
なんだかんだあっても、この三人が騒いでると私は一番安心できる。
そのあとは、私も一緒にご飯を食べて帰った。