となりの一条三兄弟!
「美味しいー!昴さんって料理上手なんですね!」
パクパクと食べながら、昴さんはまた三人と目を合わせて持っていた箸を置いた。
「茉莉ちゃん。口で説明してもきっと信じてもらえないだろうからまずは見てほしいんだけど」
「……?」
まだ唐揚げをモグモグさせている私に昴さんがそう言った。
ふと視線をずらすと、その隣にいたはずの晶くんがいない。
……あれ、さっきまでいたのに?
「あ、晶くんは……」
私が問いかけると同時に後ろから肩を叩かれた。見に覚えがある感触でまた2回。
振り返ってもそこには誰もいない。
「まりりん、まりりん」
声はする。だけど姿が見えない。
「えっと、これは……」
なにかのマジックだろうか?
するとだんだんと体が重くなってきて、誰かに背中から手を回されてる感覚だ。だけどもちろんなにも見えない。
戸惑っている暇もなく、私の腰に肌色のようなものが見えてきて、それは広がるように人の手の形をしていく。
気づけば肩に晶くんがいて「まりりん」とまた私の名前を呼んだ。
「ひぃぃぃ……!」
思わずまた悲鳴のような叫び声を出してしまった。