エリート御曹司が花嫁にご指名です
翌日の正午を回った頃、優成さんから電話があった。優成さんの言う通り、彼のご両親は喜んでくれ、夕食に招待された。
『十七時に迎えに行く』
「お迎えは大丈夫です。車でお伺いします」
『もう汐里は俺の婚約者だ。プライベートでは秘書の仮面は外してほしい』
婚約者……。
優成さんの言葉に、胸が高鳴る私だ。
「……はい。わかりました。ではお言葉に甘えて、お迎えをよろしくお願いいたします」
次の瞬間、『クッ』と笑い声がした。
『その話し方もやめてくれ。慣れないだろうが、もう少し砕けた物言いにしてくれよ』
「でも……」
『まあ、その辺は慣れが必要になるだろうから、徐々にでいい』
よかった。またペナルティとか言われるのかと思った。
私は胸を撫で下ろした。
『ペナルティじゃなくてよかったか?』
「そ、そんなことは思っていませんっ」
本当に鋭くて、今までの私の気持ちがだだ漏れだったのではないかと、ふとよぎった。
優成さんはもう一度、楽しそうに笑い声をたてると、『また後で』と言って電話を切った。
夕食が不要になったことをお母さんに伝えるために、階下へ下りる。お母さんはキッチンでアイスコーヒーを淹れていた。
『十七時に迎えに行く』
「お迎えは大丈夫です。車でお伺いします」
『もう汐里は俺の婚約者だ。プライベートでは秘書の仮面は外してほしい』
婚約者……。
優成さんの言葉に、胸が高鳴る私だ。
「……はい。わかりました。ではお言葉に甘えて、お迎えをよろしくお願いいたします」
次の瞬間、『クッ』と笑い声がした。
『その話し方もやめてくれ。慣れないだろうが、もう少し砕けた物言いにしてくれよ』
「でも……」
『まあ、その辺は慣れが必要になるだろうから、徐々にでいい』
よかった。またペナルティとか言われるのかと思った。
私は胸を撫で下ろした。
『ペナルティじゃなくてよかったか?』
「そ、そんなことは思っていませんっ」
本当に鋭くて、今までの私の気持ちがだだ漏れだったのではないかと、ふとよぎった。
優成さんはもう一度、楽しそうに笑い声をたてると、『また後で』と言って電話を切った。
夕食が不要になったことをお母さんに伝えるために、階下へ下りる。お母さんはキッチンでアイスコーヒーを淹れていた。