~fault~私だけが・・・
~匠side~


「あっ優斗、これね(笑)」
「これねってオマエね、

「待って!当ててみようか~・・えっとね~そーっだなぁ~、、、うん!匠くんでしょ?」
「え!スゴっ。当たり!!どうして?」
「分るよ。昨日あれだけ1人1人の事詳しく教えてくれればね(笑)」
「そうかな~ィって!なにすんのよ匠!痛いじゃない」

「オマエは何、オレたちのことネタにしてんだよ。デートでそんな話しするか?フツー?スミマセン。こいつ、ホントそー言うところ無神経で・・・オレは、お察し通り匠です。星名 匠です。」


微笑みながら、笠間優斗、S大の三年って挨拶をしてくれたその人は高校の先輩で
オレと樹が籍を置くサッカー部、しかも3年前の全国大会に出た時のメンバーだった。
部室に神々しく飾ってある写真の中にMF/笠間優斗ってあったことを思い出す。
何もかもが清々しく爽やかな笠間さんに後輩のために練習に参加してもらうことをお願いした。

渉の手を握りながら話してるふたりを気にしながら少し離れて電車に揺られていた。






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