芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
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あれから悝世は自分の部屋に戻るのをやめて、いつもと同じように一緒に寝ることに。
「うっ、なんで抱っこで連れていくの」
「だって依茉が俺に抱っこしてほしそーな顔で見てたから」
「見てないもん……っ」
さっきまでリビングにいたけど、寝る時間になったので悝世にお姫様抱っこをされて寝室へ。
「ほんと素直じゃないね。
まあ、そんなところもかわいーけどね」
また出た。
悝世の"かわいー"攻撃。
フツーにドキドキしないで流しちゃえばいいのに、いちいち心臓がギュウッてなる。
ゆっくりベッドの上におろされて、そのまま一緒に身体を倒した。
いつもなら悝世のほうから抱きついてきて、腕枕もしてくれるのに。
今日はただ向き合ってるだけ。
ジーッと悝世の顔を見たら。
「なーに、その物欲しそうな顔」