芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。



なんて言いながら、わたしの頬を両手で包み込んだ。



「あ……えっと、熱い……ね」


触れられた手がとても熱い。


さっきまで自分から瑠衣くんに触れたくせに反対に触れられたら不自然さ全開。



「……そうだね。熱あるのかな」


「う、ん……たぶん」



そのまま瑠衣くんの身体がグラッとふらついて、わたしのほうに倒れかかった。



「えっ、わっ……」



クラッとする、瑠衣くんの甘い香水の匂い。



ブラウス越しに感じる体温。

視界に映る瑠衣くんのネクタイ。



「……ごめんね、わざとじゃないんだけどクラクラきちゃって」


呼吸が苦しそうで浅いから。
きっと身体もすごくだるいだろうから、1人で保健室に行くのは無理そう。




「あの、わたし保健室まで付き添いで行く…よ」


さすがにふらふらの病人を放っておくわけにはいかないし。

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