如月くんは私をひとりじめしたい
教室の前で如月くんと別れると、東雲くんがいきなり飛び出してきた。
「安藤さん、ちょっと手伝ってくれない?」
「うん!」
教室に入ると、たくさんのコスプレの服が散乱していた。
「これ、どうしたの?」
「皆が作ってたんだけど、僕不器用だから作れなくて、安藤さんに手伝って欲しいんだ」
「分かった」
確か東雲くんは吸血鬼だったけ?
マントとか複雑だもんね。
私は黙々とマントを作った。
「出来たよ」
「すごい早いし綺麗だね!」
「ありがとう」
こういう地味なの作業はすごい得意なんだよね。
「せっかくだし、東雲くん着てみてよ。サイズ調整しなきゃいけないし」
「分かった」
東雲くんは隣の教室に行った。
サイズがぴったりだといいんだけど。