如月くんは私をひとりじめしたい
「よし!打倒如月だぞ!!東雲!」
「打倒如月!!」
「おー!!」
男子で謎の一体感が出てる一方、女子は東雲くんのかっこよさにときめいていた。
「なに、あいつ、隠れイケメンなの!?」
「わたしのタイプだ」
「彼女いなさそうだし、今が狙い目ね」
まるで獲物を狙う豹みたいに皆が東雲くんを狙ってる…!
東雲くん、逃げてっ。
「安藤さん」
「ん?」
「衣装が完成したよ」
「ありがとう!」
私の衣装を作る手伝いをしてくれたのは有村花音さん。
有村さんは黒髪ロングのクールビューティーな女子だ。
すごく綺麗なため、男子からの人気が高い。
「ねえ、如月と付き合ってるって本当?」
なぜか小声で聞いてきた。
そんな声じゃなくてもいいのに。
「うん。それがどうかしたの?」
「あいつ、良からぬ噂があるからどうなのかなって思っただけ。安藤さんも気を付けなよ」
良からぬ噂って何だろう。