如月くんは私をひとりじめしたい

「よし!打倒如月だぞ!!東雲!」

「打倒如月!!」

「おー!!」


男子で謎の一体感が出てる一方、女子は東雲くんのかっこよさにときめいていた。


「なに、あいつ、隠れイケメンなの!?」

「わたしのタイプだ」

「彼女いなさそうだし、今が狙い目ね」


まるで獲物を狙う豹みたいに皆が東雲くんを狙ってる…!

東雲くん、逃げてっ。


「安藤さん」

「ん?」

「衣装が完成したよ」

「ありがとう!」


私の衣装を作る手伝いをしてくれたのは有村花音(ありむらかのん)さん。

有村さんは黒髪ロングのクールビューティーな女子だ。

すごく綺麗なため、男子からの人気が高い。


「ねえ、如月と付き合ってるって本当?」


なぜか小声で聞いてきた。

そんな声じゃなくてもいいのに。


「うん。それがどうかしたの?」

「あいつ、良からぬ噂があるからどうなのかなって思っただけ。安藤さんも気を付けなよ」


良からぬ噂って何だろう。
< 49 / 226 >

この作品をシェア

pagetop