如月くんは私をひとりじめしたい
如月くんのクラスに行くと、如月くんはなかなか教室から出てくれなかった。


「如月くん」

「あ、小春ちゃん。ごめんね、着替えに手間取っちゃって」

「え…」


如月くんが着ていたのはまさかの執事みたいなスーツで髪の毛もそれに合わせるようにセットしていた。

いつもはおでこが出てないのに、今日は出ていてすごくかっこいい…。


「小春ちゃん、その格好でここまで着たの?」

「うん」

「…皆に見られてんじゃん。こっち来て」


如月くんに手を引っ張られて行ったのは使われていない教室だった。


「如月くん、もう時間ないよ」

「知ってるけど、こんな可愛い小春ちゃんを他の奴らに見られたと思うと嫉妬でどうにかなりそう」

「えっ?」


如月くんは私の首もとに吸い付くようなキスをしてきた。


「これで完了。もう男は寄ってこないよ」

「うん…?」


私には何をされたのか全く分からなかった。

だから、そのまま教室に戻ったのたけど…。
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