如月くんは私をひとりじめしたい

「安藤さんの首もと、なんだか赤いよ?」

「え?うそっ、蚊にでも刺されたのかな?」

「そうじゃないんじゃない?」


有村さんに引っ張られて、トイレに行った。


「どう考えてもこれはキスマークでしょ!?安藤さん、恋愛経験なさすぎっ」

「き、き、き、きすまーく!?」

「そうよ!如月にやられたのかもしれないけど、これは俺のだっていう印よ!」

「ええ…そうなの?」

「そうよ!とりあえず、絆創膏でも貼っときな」


有村さんに絆創膏を渡されたけど、私は受け取れなかった。

如月くんが嫉妬してくれた証なんだし、隠すなんてちょっともったいないな。


「いいよ。髪下ろすから」

「そう?」

「うん!教えてくれてありがとう」

「いいのよ。ほら、早く行きましょ」

「うん!」
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