となりのオオカミくん

【Side 栞】



さ、誘ってる…??





いやいや、!決してそういう訳ではないですよ……!



これはただの事故で……







そう弁明してこの状況から脱したいのに、身体は私の意識と反して一向に動いてくれない。











私の目をじっと見つめる一ノ瀬くんの視線が熱い……。






電気がついていない薄暗い部屋で、一ノ瀬くんの黒い瞳がゆらりと揺れている。








程よく筋肉がついている、細すぎない上半身が物凄い色気を放っていて、思わず顔が熱くなる。









もう何から何までかっこよすぎて……。







こんなの、ずるすぎる。














私の心臓は痛いほどにうるさく鳴っていて。








もう、耐えれないよ…。









思わずぎゅっと目を瞑る。











___すると。





< 70 / 76 >

この作品をシェア

pagetop