となりのオオカミくん
【Side 栞】
さ、誘ってる…??
いやいや、!決してそういう訳ではないですよ……!
これはただの事故で……
そう弁明してこの状況から脱したいのに、身体は私の意識と反して一向に動いてくれない。
私の目をじっと見つめる一ノ瀬くんの視線が熱い……。
電気がついていない薄暗い部屋で、一ノ瀬くんの黒い瞳がゆらりと揺れている。
程よく筋肉がついている、細すぎない上半身が物凄い色気を放っていて、思わず顔が熱くなる。
もう何から何までかっこよすぎて……。
こんなの、ずるすぎる。
私の心臓は痛いほどにうるさく鳴っていて。
もう、耐えれないよ…。
思わずぎゅっと目を瞑る。
___すると。