僕が愛しているのは義弟



「もしもし」


『もしもし』


 梓からだった。


『今日は突然誘ってごめんね』


「こっちこそ悪かったな」


『あのさ、
 改めてなんだけど、
 今週末、空いてる?』


「空いてるよ」


『あのね、
 もうすぐ理久の誕生日で、
 プレゼントを買いに行こうと思うんだけど、
 一緒に選んでもらいたいなって思って。
 中学生の男子って何が欲しいのかよくわからないから』


 理久は梓の弟。

 今年の四月から中学一年生。
 葵と同じ中学校。


「いいよ、
 一緒に選びに行こう、
 理久の誕生日プレゼント」


『ありがとう、隼翔』


< 21 / 47 >

この作品をシェア

pagetop