こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
近づいて来る、長沢君。



『あ・・っと・・えと・・
 ちゃんと、言ってなかったな、って
 思って・・』




今度は私が逃げ出す。



ガッと、腕をつかまれる。



「もう1回、言って」



『え?ちょ・・
 は、恥ずかしいけど・・
 好き・・』


「そっちじゃなくて」



『え?』



「名前、もう1回呼んで」



あ・・名前?



『彪・・?』



「うん」



『アキラ・・彪・・』



腕を引かれ、抱きしめられた。

息が止まるほど

強く、強く、雨一粒すら入り込めないほど

強く抱きしめられた。









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