こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
―――One Wednesday―――
学校の、正門のまえで佇み、
私は彪を待っていた。
「あ・・」
立ち止まったのは、リエちゃん。
「...彪君のこと、待ってるの?」
『う・・ん』
「その・・この間は
ごめんなさいっ。」
やっぱり。
この子はただ、彪のことが
好きなだけだった。
気持ちの伝え方を
ただ間違っただけ…
『ほんとに、びっくりしたよぉ!
白髪増えちゃうからやめてよね』
軽く笑って見せる。
リエちゃんも、ほっとしたように
弱々しく笑った。