こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
『今、帰り?』


「はい。」


『そっか。』




イケメン神様は、友人2人を連れ添って歩いていた。




『じゃ、またね』




イケメン神様と、その連れ2名に向けてビジネススマイルを振りまき、ヒールをコツコツならして速足で歩きだした。



 

” またね ” って、何!?

また、って言ったよね、私。

あーもうっ。

もっと気の利いた言葉、
どーして言えなかったかなぁ~





途中で側溝にハマり、
右足がグキッってなったけど、
何もなかった風に、コツコツと歩き続けた。
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