こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
トラックの、少し離れたところから

言われた通り、最後の学年リレーを見ていた。




もう、他の団は目に入らなくて

ピンク団だけを

ずっと見ている。



アンカーの長沢君が

バトンを受け取って走りだす。




ぐんぐんと、前の走者に近づき

あっという間にひとり抜き、2人抜き、

とうとう先頭に躍り出た。



まるでシナリオ通り、とでも言うように

2位とはかなり差を付けて

ゴールテープを切った。
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