こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
はぁ~っ、と
長沢君は大きく、
呆れたようにため息をついた。


「根本的に間違ってる」


『え? 私なにか過ちを?』


「はい。すごく大きなミスです」


『すぐに訂正します!
 ・・しかしながら、何をミスったのか・・』


タッタッタ、と長沢君が私の目の前に立つ。

ひるんで、思わず一歩、後ずさる。

長沢君は、そんな逃げ腰の私を逃がすまいとするように
腰に腕をまわし、グイッと引き寄せた。



ドキッとした。
息が、できない。

長沢君の顔が
斜め上45度のところ、
その距離、8cm以内。



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