こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
「デートとか、どうしてるの?」


『うーん。夜ごはん食べたり
 映画見に行ったり。
 普通だよ?』



「チューは?」



ブハッと水がのどに詰まる。

危ない。水、吹きだすところだった。




「ふ~ん」

と、ニヤつく穂香。



『私たちは健全なカップルなんだからっ。
 ゆっくり、一歩ずつ
 関係を深めるのっ!』



「健全ねぇ。ふぅ~ん」



『何よ』




「べっつにー。
 ただ、高校生だろうが社会人だろうが
 男だからね。
 オスの本能は、いつまでもおとなしく
 してないからだろうから・・・ね。」




もう一度、水を詰まらせた。

もう、溺れそうっ





『オスって!』



「そうだよ。
 私たちはメス。相手はオス。
 これ、自然の摂理。」



『もうっ。早く食べて!
 お昼終わっちゃうよっ!!』

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