永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
その昔、龍族と魔族は知恵も力も無く、殺し、殺されの殺生の時代。文明の発達も遅れ、言語さえも無い。互いに獲物という認識でしかなかった、そんな時代。
そこに現れた救世主が純白の龍族だったのだ。しかも1匹や2匹ではない。数十匹の群れであった。どこからともなく現れた彼らは魔族、龍族に知識や力を与え、それぞれ役割を与えた。
魔族にはより多くの知識と心を授けた。
龍族にはより多くの力と愛を授けた。
…何故、純白の龍族が心と愛を別々の種族へ与えたかには多くの議論が飛び交っている。ある研究員は「愛と心を分けることによって魔族は心で判断を誤ることのない世界を作り、龍族は愛で魔族を支える」という意見が出され、今ではその意見が正しいとされている。
しかし、多くの知識を得すぎた魔族は愛を強く持つ龍族を利用し始めた。契約魔法である。契約魔法とはその名の通り、龍族と契約を結んで一生を共にする相棒として互いのために助け合う為のもの。
しかし、魔族の勝手で龍族を使った魔族同士の戦争を引き起こし、自分の龍族が死ねばまた新しい龍族をと戦争の激しさはとどまることを知らなかった。
そこに現れた救世主が純白の龍族だったのだ。しかも1匹や2匹ではない。数十匹の群れであった。どこからともなく現れた彼らは魔族、龍族に知識や力を与え、それぞれ役割を与えた。
魔族にはより多くの知識と心を授けた。
龍族にはより多くの力と愛を授けた。
…何故、純白の龍族が心と愛を別々の種族へ与えたかには多くの議論が飛び交っている。ある研究員は「愛と心を分けることによって魔族は心で判断を誤ることのない世界を作り、龍族は愛で魔族を支える」という意見が出され、今ではその意見が正しいとされている。
しかし、多くの知識を得すぎた魔族は愛を強く持つ龍族を利用し始めた。契約魔法である。契約魔法とはその名の通り、龍族と契約を結んで一生を共にする相棒として互いのために助け合う為のもの。
しかし、魔族の勝手で龍族を使った魔族同士の戦争を引き起こし、自分の龍族が死ねばまた新しい龍族をと戦争の激しさはとどまることを知らなかった。