空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
そう思って休み時間に反対方向の8組の教室に突進していったのだけれど、颯翔くんの影も形もなかった。

それから数日間、私は颯翔くんに会うことが出来なかった。

まるで私から逃げているかのように遭遇しない。

なんなら、連れの猿くんの姿さえ見ない。

こうなったら、最終手段だ。

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