年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
ハッとして見上げれば、いつの間にかセラヴィンさんがすぐ横に立っていて、蕩けるように優しい笑みで私を見つめていた。
頭頂に置かれた手が、こめかみから頬をゆっくりと撫でる。そうして手のひらで優しく頬を包み込むと、その指先で眦に溜まる涙を拭う。
「お前はどこまでも清らかで温かい」
セラヴィンさんの指は、反対の目元もそっと拭って、ゆっくりと離れた。
「お前といると、まるで俺という存在までが清らかに洗い流されていくような心地がする。……真の救いは実体のない神ではない。お前という存在が、俺を生かす。お前の存在が、俺をこの場所まで導いたんだ」
「セラヴィンさん……」
温かな腕が回されて、広い胸にすっぽりと抱き締められる。私はセラヴィンさんの温もりに身を委ねた。
「……ずっとこうしていたいところだが、仕方ない」
セラヴィンさんが扉の方向にチラリと目線を向けると、吐息とともに小さく零した。
「飯にするか。いつまでも給仕の者を扉の向こう側で立たせておくのも気の毒だ」
頭頂に置かれた手が、こめかみから頬をゆっくりと撫でる。そうして手のひらで優しく頬を包み込むと、その指先で眦に溜まる涙を拭う。
「お前はどこまでも清らかで温かい」
セラヴィンさんの指は、反対の目元もそっと拭って、ゆっくりと離れた。
「お前といると、まるで俺という存在までが清らかに洗い流されていくような心地がする。……真の救いは実体のない神ではない。お前という存在が、俺を生かす。お前の存在が、俺をこの場所まで導いたんだ」
「セラヴィンさん……」
温かな腕が回されて、広い胸にすっぽりと抱き締められる。私はセラヴィンさんの温もりに身を委ねた。
「……ずっとこうしていたいところだが、仕方ない」
セラヴィンさんが扉の方向にチラリと目線を向けると、吐息とともに小さく零した。
「飯にするか。いつまでも給仕の者を扉の向こう側で立たせておくのも気の毒だ」