年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
薄く開いた隙間から、まず大柄な男性のシルエットが浮かぶ。次いで、仕立てのいい長衣と腰に下がる輝石をあしらった立派な長剣を視界に捉え、息を呑んだ。
……まさか、侯爵本人だろうか!? 直視するのを恐れ、気付けば反射的にギュッと瞼を瞑っていた。
「リリア」
……え?
聞こえてきた第一声に、私は幻聴を疑った。だって、ここでその人の声が聞こえてくるのはおかしかった。
「迎えに来た」
けれど再び、低く甘い声が優しく私の耳を打つ……。
私は小刻みに睫毛を震わせながら、ゆっくりと瞼を開いた。
目にした瞬間、心が震えた。
あり得ない状況への「どうして?」を凌駕して、ただ一年振りに見えた愛しいその人の姿に歓喜した。
一年前よりも、精悍さが増していた。落ち着きのある威風堂々とした佇まいは、貫禄すら感じさせる。元々ガッチリとしていた体躯は、更に筋肉がつき、一層逞しさを増していた。
……まさか、侯爵本人だろうか!? 直視するのを恐れ、気付けば反射的にギュッと瞼を瞑っていた。
「リリア」
……え?
聞こえてきた第一声に、私は幻聴を疑った。だって、ここでその人の声が聞こえてくるのはおかしかった。
「迎えに来た」
けれど再び、低く甘い声が優しく私の耳を打つ……。
私は小刻みに睫毛を震わせながら、ゆっくりと瞼を開いた。
目にした瞬間、心が震えた。
あり得ない状況への「どうして?」を凌駕して、ただ一年振りに見えた愛しいその人の姿に歓喜した。
一年前よりも、精悍さが増していた。落ち着きのある威風堂々とした佇まいは、貫禄すら感じさせる。元々ガッチリとしていた体躯は、更に筋肉がつき、一層逞しさを増していた。