年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「は、はい! お母様、今開けます!」
続くお母様の鋭い一声で、弾かれたように寝台から起き上がる。滲んだ涙を袖で乱暴に拭うと、よろめく足で扉に向かって駆けた。
――カチャン! ギィイイ――。
慌てて内鍵を開け、扉を開ける。
「なにをしていたの。すぐに開けなさい」
お母様は居丈高に私を見下ろして、ぞんざいに言い放つ。
「すぐに開けなくてごめんなさい!」
キュッと身を縮め、背中を丸めて謝罪する。
お母様はまるで汚い物でも見るみたいに私を一瞥し、すぐにパサッと広げた扇で顔の下半分を隠した。
「今日の午後、スコット子爵夫人からお茶会に母子でと、お招きいただいているわ。侍女を一名寄越すから、一時の出発までに身支度を整えておきなさい」
……お茶会のお誘い!?
「は、はい!」
お母様は用件だけ告げれば、ドレスの裾を翻して行ってしまった。
続くお母様の鋭い一声で、弾かれたように寝台から起き上がる。滲んだ涙を袖で乱暴に拭うと、よろめく足で扉に向かって駆けた。
――カチャン! ギィイイ――。
慌てて内鍵を開け、扉を開ける。
「なにをしていたの。すぐに開けなさい」
お母様は居丈高に私を見下ろして、ぞんざいに言い放つ。
「すぐに開けなくてごめんなさい!」
キュッと身を縮め、背中を丸めて謝罪する。
お母様はまるで汚い物でも見るみたいに私を一瞥し、すぐにパサッと広げた扇で顔の下半分を隠した。
「今日の午後、スコット子爵夫人からお茶会に母子でと、お招きいただいているわ。侍女を一名寄越すから、一時の出発までに身支度を整えておきなさい」
……お茶会のお誘い!?
「は、はい!」
お母様は用件だけ告げれば、ドレスの裾を翻して行ってしまった。