溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
「ほんとに……大丈夫ですか……?」


いつまでも顔に手を当てていると、おそるおそる俺に近づいてくる。


まさかクッションを投げられるとは思っても見なかった。


大人しそうな顔して、結構やること大胆なんだな。


「いってえ」


ウソだけど。


相沢の反応が面白いから大げさに痛がってみる。


驚いたのは事実だけど、こんなんで痛いわけないだろ。


でも、見かけによらず、けっこうなバカ力だった。


「ああ、マジやべえ……」


「ごめんなさいぃぃぃ……」


大げさに顔をしかめると、今にも泣きそうになる相沢。


つうか、さっきまでテレビを見て泣いていたから、すでに目や鼻は真っ赤。


ふっ。


コイツ、からかったら面白いタイプだな。
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