溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
──と、ミシッと床が鳴ってしまい、相沢の顔がフッっとこっちに向いた──瞬間。


「きゃああああああっ~~、ど、どろぼーーーー!」


バフンッ!!!


俺の視界は真っ暗になった。



*
*



「ごっ、ごめんなさいっ」


あかりのついたリビングで、相沢は俺に向かって平謝りする。


突然現れた俺を見て、泥棒だと勘違いした相沢は、ソファにあったクッションを俺めがけて投げてきたのだ。


とんだ災難だ。


「つうか、鍵くらい閉めとけよ」


「永瀬くんが帰ってくると思って……」


「俺も鍵持ってるし自分で開けて入るよ。ほんとに泥棒が入ったら困るだろ」


少しいやみを含ませて言うと、相沢はもともと小さい体をさらに小さくした。


「ほ、ほんとにすみません……」


まるで、ヘビににらまれたカエル状態だ。
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