同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
ひと気のない渡り廊下を小走りで進んでいると、足がもつれて転びそうになった。
「きゃあ……!」
体が前に傾いて──。
こ、コケる……っ。
とっさに頭がそう判断したとき、腕をガシリとつかまれて後ろに強く引っ張られた。
背中がトンッと誰かに当たる。
誰かなんて考えなくても、今この場所には今野くんしかいないのだけれど。
「へーき?」
すぐ近くで今野くんの声がした。
「ごご、ごめんねっ!」
ひぃぃ、は、恥ずかしすぎる。
きっと今のわたしは、とてつもなく情けない顔をしているはず。
みっともないとこ、見られちゃった……。
羞恥の極みで、顔がカァッと熱くなる。