同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
わたしの番がきて名前を告げると、女の子たちからの視線が一斉にわたしに向けられた。
入学してから学校内の至るところで好奇の目にさらされるのは、多分きっと、千景くんと一緒にいるせい。
「へえ、あの子が桐ケ谷くんのお気に入りなんだ」
「すっごい地味っ」
「あは、そう言っちゃ失礼だよ〜!」
クスクス笑う声がした方を見ると、モデル並みのスタイルの美女が2人、優雅に足を組みながら座っていた。
そこだけ絵に描いたような空間で、明らかに浮いている。
きっと特Sクラスの人だ。
見分けがつくほどには、学校生活にも慣れたつもり。
だけどコソコソ言われるのは……まだちょっと慣れない。
他の人にだって聞こえているはずなのに、みんな関わりたくないのかスルーしている。