同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「これ、成瀬の教科書だろ? 廊下のゴミ箱に捨ててあったぞ」
「え?」
見つかったのはよかったけど、まさかそんなところから……。
「ほらね、やっぱり原田の仕業よっ。あいつ、中等部のときから桐ケ谷のこと狙ってんの! 邪魔する女には徹底的にひどい仕打ちをして追い詰めるって話聞いたことあるもん」
原田さん……。
図書委員の自己紹介のときに、特Sクラスの2人のうちのひとりがそう名乗っていた。
「でも証拠がないよ」
「そうだけど、まちがいないと思う。人を使って悪いこともやってるみたいだし、気をつけた方がいいよ。父親がお偉い県会議員だかなんだか知らないけど、やりたい放題なんだよね」
やりたい放題……。
「桐ケ谷に話す気ないでしょ?」
まだ短期間の仲なのに、柚はわたしのことをわかってるみたいに言う。
「うん、巻き込むわけにはいかないから」
「綾乃ならそう言うと思った。でも、巻き込まれてるのはこっちだからね?」